雨とメコンと少数民族〜Luang Phabang(3)

托鉢風景

ルアンパバーン最終日。この日ものんびりである。体調は徐々に回復し、思い切って翌日のバンビエン行きのチケットを取ることにした。

2008/08/17(Sun:第18日)さらにゆるい1日<ルアンパバーン 曇りのち晴れ>

ルアンパバーン市内観光〜Chitlatda Guest House
* ルアンパバーン旧市街が世界遺産に登録されています。
2回目の托鉢
早朝に目覚め、托鉢を見に行く。部屋に鍵をかけ、階段を下りる。いつも、この棟に詰めているラオス青年2名(註1)は、帳場の前で布団を敷いて眠っていた。起こさないようにし、外に出る。まだ薄暗い。見上げると、プーシーの丘のタート・チョムシー<下左>という塔がライトアップされている。(註1…旅の指さし会話帳を携帯し、暇さえあれば日本語の勉強をしていた。こちらも数回教えることになる。宿のマネージャーが日本語に堪能なので、自主的に始めたらしい。)

プーシーの丘 托鉢を待つ人々 やってきた僧侶たち まだ薄暗い

そのまま、カーン川沿いに歩き、サッカリン通りへ。左折すると、すぐ托鉢用の食べ物を売る人たちが見える。すでに、座って托鉢に備えている人たち<上左中>もいて、ここでしばらく待つ。やがて、僧衣をまとい裸足の僧侶たち<上右中、上右、下左>がやってきた。ストロボを用意していたが、明るくなってきて、必要はなくなった。角度を変えたり、背後から回ったりして、何回もシャッターを切る。僧の列<下左中、下右中>はやがて右折し、方向を変えた。そのあとを追っていくと、僧の列はワット・シェントーン<下右>へと消えた。

少年層も混じる 方向を変える やがて寺へ ワット・シェントーンへ

朝食が美味い
まだ早朝だが、汗だくとなっていた。そのまま、プーシーの麓を通り、行きのルートと違う形で宿方面へ。途中にあった、フォー(註2)というベトナムの麺の店で、フォー<下左>を食べる。ラオスではフーというベトナムのフォーと同じような麺料理もあるが、ここのフォーは美味かった。ハーブも別の皿でつき、12,000キープとやや高めだが、味がよかった。揚げパンを入れるとまた味が引き立つようだが、病み上がりなのでやめておいた。(註2…Pho。ベトナムを代表する麺料理。麺は米から作られている。ラオスにはベトナム人が移住していて、ベトナム系の料理もかなりある。)
ゆるゆる

ラオスでフォー ベトナム寺院 謎の入り口 ナンプ

シャワーを浴びなおし、ルアンパバーンにあるベトナム風寺院、ワット・パバートタイ<上左中>へ。かなり歩くが、人気のない寺院であった。ただし入り口<上右中>にはかなりの数のバイクが止まり、ソンテウなども発着していく。ここは入場料を取るが、人が不在でそのままちょっと入って出てきた。しばらく歩くとナンプ<上右>と呼ばれる噴水に出る。ただし、水は流れていない。

フルーツシェイク屋台 パパイヤシェイク モンの店 シーサワンウォン通り

またプーシーの麓へ。ここにはいくつかの屋台があり、フルーツシェイクの屋台<上左>もある。各種の果物を透明の容器に入れ、それをミキサーにかけるのだ。初め、ランブータンのシェイクを頼んだが、できないようで、パパイヤのシェイク<上左中>にした。5,000キープ。元々果物を入れていたプラスチックのカップがグラスとなる。美味い。そのまま通りを歩く。モン族<上右中>だろうか、歩道に布地を置き店を出していた。しばらく行くと、シーサワンウォン通り<上右>。旅行会社があり、翌日のバンビエン(註3)行きミニバスのチケットを予約。9:00に宿でピックアップ。130,000キープ。そして、ネットカフェに行き、書き込みなど。(註3…Vang Vieng。ラオスのヴィエンチャン県にある町。人口25,000人。かつて、アメリカ軍がここの滑走路から北爆に出かけていったところである。現在はバックパッカーを中心として栄えている。)

セパタクロー 少年僧たち 携帯プレイヤーで音楽を聴く あまりこういう姿は見せたくないらしい

昼は無理せず、抜くことにし、宿でしばらく昼寝。再びサッカリン通りに戻り、寺を見ていく。夏休み中の学校の校庭ではセパタクロー<上左>が行われていた。寺では少年の僧侶たち<上左中、上右中、上右>とコミュニケーションを取る。やはり、音楽を聴く僧侶が何人かいる。
絶品魚のラープ

ビアラオ 赤米のカオニャオ 揚げ春巻き 魚のラープ

夕食は、タムナック・ラーオという、ヴィエンチャンにもある有名店へ。ビアラオ<上左>カオニャオ<上左中>揚げ春巻き<上右中>魚のラープ<上右>をオーダー。カオニャオは赤米(註4)であった。白いカオニャオとさほど味が変わらない感じだが、炊きたてで美味い。魚のラープは、ハーブが押さえられている感もあるが、化学調味料を使わない味のようでもある。しかし、マイルドな味付けは旅行者にはぴったりだと思った。また、この魚は脂がのっていた。揚げ春巻きも小さめで、ビールのつまみにぴったり。料金は110,000キープ。値段もなかなかである。この店には猫<下左>がいた。支払いを済ませ、トイレを借りた。(註4…古代米の一種。赤い色素はタンニンであるらしい。)

タムナック・ラーオの猫 ランプシェード 同じくランプシェード 非実用的な傘

そのままナイトマーケットへ。手漉きの紙を使ったランプシェード<上左中、上右中>傘<上右>が目立つ。ここで唯一購入したのが、ビアラオのTシャツ<下左>である。言い値が30,000キープだったが、値切って、25,000キープ。値段は一律のようだが、Tシャツのサイズと素材などは直接確かめた方がいい。そのうちの良さそうなものを選ぶ。またここにはモン族の刺繍を加工したものも売られていた。室内履き<下左中>などがある。奥の方にはモン族の民族衣装の女性<下右中>もいた。

Tシャツ屋台 室内履き モン族女性 ビアラオ・ダーク

ビアラオダーク
宿方面に戻るが、まだビアラオ・ダーク<上右>を飲んでいなかったのが心残りで、宿の近所のバーにはいる。主人はノルウェー出身。どうやら、こちらでラオス人と暮らしている模様。ビールは小瓶しかないが、美味かった。10,000キープ<Next→山の中のリトルカオサン>

バンコク(1) バンコク(2) チェンマイ(1) チェンマイ(2) チェンラーイ フアイサイ

ルアンナムター 景洪(1) 景洪(2) モンハン モンフン モンラー

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