雨とメコンと少数民族〜Bangkok(2)

ワット・ポーの寝釈迦

すでにバンコクでは行きたいところも限られてきてしまっている。そこでまだ、リバーサルと単焦点レンズで撮したことのない、ワット・ポーへと行くことにする。

2008/08/01(Fri:第2日)三度目のワット・ポー<バンコク 曇り>

バンコク市内観光(ワット・ポー)〜Bangkok City Inn★★★
セーン・セープ運河
宿は朝食<下左>付き。どうということのないビュフェ形式。もうバンコクには何度も来ているので、あまり行きたいところもない。とりあえず、宿の近くをぶらぶらする。近くには、セーン・セープ運河<下左中>があり、このあたりを歩く。朝からかなりの人通りである。運河にはボートが行き来し、傍らでは物乞いの少年<下右中>が眠り込んでいる。ボート乗り場から一つ離れた橋の上<下右>では、盲目のシンガーとその父親が誰に聴かすことなく、歌い続けている。

ビュフェの朝食 セーン・セープ運河 路上で眠る 親子の歌うたい

エラワン・ブーム
宿の近くには両替率のいい、Super Rich<下左>という両替屋があるが、まだ準備ができていなかったようである。セントラル・ワールド前の歩道橋にあるタイ式数字の時計<下左中>などを撮影し、エラワン・ブーム<下右中、下右>(註1)へ。相変わらずの人だかりである。(註1…Erawan Phum/Phra Phum。ヒンドゥのブラフマー神を祀った祠。元々は敷地に隣接するエラワン・ホテルの基礎工事を間違った日に始めてしまったことに始まる悪い兆候をただすために建てられたもの。タイでもっとも御利益のある神様ということで人気がある。)

両替屋 タイ数字の時計 象の置物 祈る人たち

チャオプラヤー川
そのまま、BTS<下左>に乗り、サパーン・タクシンへ。そして、チャオプラヤー・エクスプレスボート<下左中>(註2)に乗り換える。乗り場では、チケット売り場までできていたのにちょっとびっくりした。青旗のツーリスト専用船が行ってしまったあとは、しばらく待つこととなる。ターティアンまで17バーツチャオプラヤー川<下右中>(註3)は今まで訪れた中では最も水位が上がっていると感じた。(註2…Chaopraya Express Boat。タイ語ではルア・ドゥアン。チャオプラヤー川を行き来する高速ボート。急行船と普通船があるが、止まる船着き場は船の旗印により異なる。)(註3…Mae Nam Chaopraya。ピン川とヨム川が合流し、チャオプラヤー川となる。総延長372km。一昔前はメナム川と誤認されていた。)

BTSの車両 チャオプラヤー・エクスプレスボート ターティアンの乗り場より 寝釈迦

ワット・ポー
結局、ワット・ポー(註4)に行くことにした。入場料はこれまた、50バーツと値上がりしている。ここに来たのは、まだリバーサルでここを撮していなかったためである。有名な寝釈迦<上右>は、入るときにチケットチェックがあった。そう、ワット・ポーの境内にはうまくすれば無料で入り込むことができるのだが、ここだけはただじゃ見せないということなんだろう。(註4…Wat Pho。全長46mの寝釈迦とマッサージスクールのある寺院。)

寝釈迦の足裏 硬貨を投げ入れる 人体図 屋根瓦

寝釈迦の足裏<上左>には、螺鈿細工で108のバラモン教の真理が描かれている。寝釈迦の裏には、サタン硬貨を次々に壷に投入する人たちでにぎわっていた。これは、煩悩を捨てる行為<上左中>であるらしい。また、タイ式マッサージの総本山であるだけあって、人体のツボが描かれた壁画<上右中>もあった。また、ワット・ポーの屋根瓦<上右>の裏に、メッセージを書き込めるサービスがあることも知る。いくらするかわからないが、英文のメッセージなどが目立つ。

チャオプラヤー川 コカコーラ 牛肉とピーマン炒め

行きつけ食堂と再びのエラワン、カオソーイ
ワット・ポーにはほとんど午前中を費やした。その後、路上の物売りなどを眺めつつ、タートーンからボート<上左>で戻る。BTSに乗り換え、以前からチェックしていた、英語メニューのある半分屋外のような食堂で昼食<上中、上右>。コーラと、ご飯、牛肉とピーマン炒めで、79バーツ。最初は辛いとは思わなかったが、実際口にしてみると、少しばかりスパイシーでもある。

奉納のダンス 鳥はあとで放つ 祈る人々 タイの麺の必需品

その後、宿近くに戻り、10,000円のみSuper Rich(註5)で両替してみる。確かに、両替率はいいが、空港で両替したものとは、10,000円で30バーツ程度の差であった。このあと、エラワン・プームを覗く。奉納のダンス<上左>をやっていたり、放生の鳥<上左中>を売る人もいる。そして、中央のブーム<上右中>では人々が盛んに祈っている。線香の香りでむせ帰りそうである。先ほど昼食を食べたばかりだが、腹が減った。近くのYou & Meeという、麺の店でカオソーイ(註6)を食べる。調味料<上右>4種類。カラフルな箸。カオソーイ<下左>にはタマネギと高菜漬けのような野菜<下左中>が付く。ホテルの中にある店なので、VATと消費税込みで154バーツもする。(註5…タイで最も両替率のいい両替商。通りを挟んで同名の店が2店あるが、経営者が兄弟げんかをして別れたものらしい。両替率は同じである。)(註6…Khao Soi。タイ北部の麺料理。小麦粉麺とスパイシーなスープが特徴。麺の上には油で揚げた麺をさらにのせる。付け合わせとして味噌とタマネギ、高菜漬けのような野菜が付き、好みに応じて麺に投入する。ちなみに、ラオスにも同名の麺料理があるが全くの別物である。)

カオソーイ 野菜と味噌 一番安い飲み物 チキン照り焼き定食

BIG Cで飲み物を購入。そのまま宿へ戻りしばらく休むが、気づくと真っ暗であった。かなり遅い時間なので、遠くまで出歩く気も失せ、BIG Cの上階にある、やよい亭というやはり日本食レストランでアイス緑茶<上右中>チキン照り焼き定食<上右>を食べる。こちらは税なしで119バーツ
明日はチェンマイ(註7)である。(註7…Chiang Mai。人口15万人。タイ北部の主要都市である。)<Next→旧市街巡りとナイトバザール>

バンコク(1) チェンマイ(1) チェンマイ(2) チェンラーイ フアイサイ ルアンナムター

景洪(1) 景洪(2) モンハン モンフン モンラー ウドムサイ(1)

ウドムサイ(2) ノーンキャウ ルアンパバーン(1) ルアンパバーン(2) ルアンパバーン(3) バンビエン(1)

バンビエン(2) ヴィエンチャン ノーンカイ(1) ノーンカイ(2) バンコク(3) カンチャナブリー バンコク(4)

TOP 雨とメコンと少数民族目次 旅行記INDEX

inserted by FC2 system