雨とメコンと少数民族〜Vang Vieng(1)

バンビエン

いつものように托鉢を見たあと、バンビエンに移動。短時間ですむと思っていたが、結構時間がかかり、ほとんど移動だけで終わってしまった一日であった。

2008/08/18(Mon:第19日)山の中のリトルカオサン<ルアンパバーン 曇り バンビエン 晴れ>

ルアンパバーン8:30-(Mini Bus)-15:50バンビエン〜Dokkhoun Guest House 1
* Mini Busは外国人ツーリスト専用のワゴン車。
最後の托鉢
5:30托鉢を見に出かける。昨日と同じルートでサッカリン通りに出たが、そこからプーシー方面へ移動。ワット・マイの前で待つ。このあたりは寺が多く、それだけ托鉢の行列も多いというわけである。すでに住民<下左>が待機している。そのうち僧の列<下左中、下右中>がやってきた。適当に切り上げたが、またもや汗だくになる。

托鉢を待つ 托鉢 ワット・マイの僧侶 最後のカオソーイ

戻る途中、食べ物の画像をプリントアウトして看板としてある麺の店で、カオソーイ<上右>を食べる。10,000キープ。ここの味がルアンパバーンでは最もよかった。ここルアンパバーンをあとにすれば、もうカオソーイは食べることができない。
ミニバスターミナルへ
チェックアウト。200,000キープ。帳場でうだうだしていると、迎えがやってきた。クルマは、エスティマ<下左>(註1)と今までで最もよい。同じ宿から欧米人のカップル男女、近くの宿からもはや青年となった兄妹(もしくは姉弟)を従えた欧米系のおばさんが乗り込む。さらには、メコン沿いに移動し、アメリカ人カップルが乗り込む。(註1…Toyota Estima。トヨタ自動車の販売するミニバン。8名程度が乗車できる。)
バンビエンへ

ミニバスターミナルまで 乗ったワゴン 屋根の荷物

これで行くのかと思ったが、エスティマは南方面バスターミナルの向かいにあるミニバスターミナルに到着。ここで、乗り換え。待機していたのは、エスティマより大型のワゴン<上中>。これも日本製である。荷物は屋根<上右>に。すでに英語を話すカップル2名が乗り込んでいて、総勢10名。
やはり最後尾に座ることとなる。だが、居住性はよい。道はしばらくはよかった。だが、山道である。景色はなかなかのものである。10:50に最初のトイレ休憩。カシーかと思ったが、まだだいぶ手前らしい。広場のようになった駐車スペースでは子供たち<下左>が木を集めてきていた。トイレを借りると2,000キープ。缶入りのジュースが5,000キープ。すぐに出発するものと思っていたが、他の乗客たちはやたらとものを食べ、かなり時間を食う。

木を集める子供 すばらしい風景だが周りに何もない

プークーンの分岐点を過ぎる。町はずれで乗客がトイレ休憩を提案したらしい。ここで止まる。風景<上右>は雄大である。このあたりの国道13号線は注意喚起(註2)が外務省より発動されている。曰く、反政府活動グループがバスを襲うとのことである。のどかに見える風景なのだが、もしかすると住民が何かの不満を持つと反政府ゲリラと化すのかもしれない。何しろ、日常的に銃を担いでいるような連中だし。(註2…国道13号線付近で時折反政府活動によりバスやトラックが襲撃されるというもの。だが、かなり多くの旅行者がルアンパバーンとバンビエンの間を陸路で移動している。)

最後の休憩 畑 これでも国道 水田

カシーの町を過ぎ、3度目の休憩。ドライブインのようなところで、ビエンチャンからのVIPバス<上左>(註3)も止まっていた。またもや、他の乗客は飲み食いをしている。こちらは長距離移動に備えて、なるべく水分以外は取らないようにしているというのに。そのかわりに、国道まで出て、周囲の景色<上左中、上右中、上右>を撮ってみる。水田と畑くらいしかない。(註3…通常のバスよりも座席がよく、乗せる人数も少ないというバス。だが、山道のカーブが多いヴィエンチャン−ルアンパバーンの間はミニバスの方が早い。今や、経済力のあるラオス人も乗り込んでいるらしい。)
ようやく出発。ただし、道がかなり悪くなる。未舗装の箇所が増え、さらには凹凸が激しく、スピードが出ない。さらには雨が降り出し、ぬかるみを作る。バンビエンまで先ほどの休憩から信じられないくらいの時間がかかってしまった。
バンビエン
ようやくバンビエンのバスターミナル<下左>に到着した。聞いた話だが、バンビエンでは米軍の滑走路がバスターミナル代わりになっているとか、ミニバスで到着した場合は直接、ゲストハウスに回ってもらえるとのことであったが、そのどちらでもなかった。乗り合いのトゥクトゥクに乗り換える。ちょうどVIPバスも到着した模様。そこからもトゥクトゥクに乗ってくる。料金は10,000キープで、かなり中心部まである。ドックーン・ゲストハウス1<下左中>で下ろしてもらう。

ようやく到着 ドックーン1 ベッドがほとんどを占める部屋 電気式温水シャワー

部屋を見せてもらう。エアコンつきは倍くらいの料金になる。部屋<上右中、上右>は1階だったが、角部屋で風が抜けるので、ここに決めた。1泊40,000キープ。エアコンがあるが、鍵がかかり使えないようになっている。昼食を抜いていたので、無料のバナナ(註4)を2本頂戴した。洗濯を行い、別棟の屋上に干した。(註4…お茶とバナナが宿泊者は無料。まあ、ただみたいなものなんだろう。)

バンビエンの町 竹の橋 有料の橋 飛行場跡

まずは、町<上左>を一巡り。小さな町だ。ソン川(註5)に行ってみると、小さな竹の橋<上左中>がかかっている。雰囲気はよい。さらに、南方面に行ってみると、鉄製の立派な橋<上右中>が架かっている。ここは有料で歩行者も料金が必要である。渡るのは翌日にしてみよう。さらにメインストリートを渡ると、広大なところがあり、かつての米軍飛行場跡<上右>(註6)のようであった。(註5…Nam Son。)(註6…ベトナム戦争時にアメリカ軍はここから北爆を行ったり、ホーチミンルートの爆撃に出撃していった。)
夕食は、ナジム(註7)というインド料理レストランへ。ペーストや酢漬けのピクルス<下左>があるところがインド料理店らしい。ビアラオ、サモサ<下左中>チキンカリー<下右中>普通のご飯<下右>。あまり辛くないが、美味い。普通のご飯も久しぶりだが、たまにはいいものである。45,000キープ(註7…Najim。ルアンパバーンにも支店のあるインド料理店。)

付け合わせ サモサ チキンカリー

インターネットカフェ。1分300キープとのこと。25,000キープ分使う。バンビエンは決して開けていないが、旅行者にとっては何一つ不便はなく、規模の小さなカオサンが現れたかのようであった。<Next→田舎道を徒歩で>

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