いよいよ最終日。体調は戻り、前日取りきれなかった2本のフィルムを市内早周りをして使い切る。そして、パリ経由でいよいよ帰国。
カサ・ポール駅11:30-(ONCF)-11:42アイン・セバー駅11:56-(ONCF)-12:45空港駅〜カサブランカ・ムハンマド5世国際空港14:45-(AF2497)-20:00パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港23:25-(AF278)-*18:00成田国際空港
* 成田には翌日着。
なんだよまったく
一転快晴。朝食付きなので、レストランへ降りていく。エレベーター待ちをしていると、非常階段の扉が開き、ほかの宿泊客から「エレベーターは動いてないよ」と教えられた。しょうがない、非常階段を下りる。早朝のチェックアウト客も重い荷物を持ち、ここを降りている。ところどころ、明かりがないので避難訓練をしたような気分である。朝食の場所も、チェックインの時には教えられていなかった。たまたま、非常階段から外に出た中2階のような場所が食堂であった。前にも同じところで食べているが、場所など簡単に忘れるものである。客はほとんどいない。簡単なビュフェだが、野菜とゆで卵があった。多めに食べる。朝食<右>だけはややまともであった。
ハッサン2世モスク
レセプションでチェックアウト時間を確認し、荷物は部屋に置いて外出。表通りでプチタクシーをつかまえ、ハッサン2世モスク<下左>へ。きちんと伝えたつもりだが、ハッサン2世の通りか広場が別にあるらしく、途中で確認され、そこからタクシーはルートを大いに変更した。それでもメーターで15DHであった。
前回も訪れたのだが、今回は入場せずに写真に専念。さすがにでかい建物である。モスクに近づくと幾何学模様<上左中、上右中>が明らかになる。ここには高いミナレット<上右>があるが、おそらく、クトゥビアも高さの上では凌駕しているであろう。モスクも撮ったが、近くの海岸<下左>も撮る。この先はまだ見ぬリゾート地、アイン・ディアブである再びプチタクシーで、カサブランカのメディナ<下左中、下右中>へ。こちらも15DHである。
カサのメディナ
まずは、入り口近くを歩く。このあたりは、土産物屋が多い。さらに奥へ。しばらくすると、店が少なくなり、明らかに土産物屋が姿を消す。やがて住宅街<上右>となる。ここには、駄菓子屋やゲームセンター<下左>があった。壁には誰が描いたのか、海をモチーフにした絵<下左中>が描かれていた。
ここをさらに進むと、野菜を路上で販売している。鮮やかなタマネギ<上右中>やメロン<上右>。えさが豊富にあるためか、猫<下左>もたくさんいる。さらには、荷物運搬用の馬<下左中>がいたりする。結局ここを進むと、外に出た。外から眺めると、メディナの住宅には衛星放送のアンテナが林立していた。メディナ入り口に戻る。路上では現国王、ムハンマド6世<下右中>の写真が売られていた。最後に水売り<下右>がいたので、10DH払い、2名の水売りを撮影。
列車で空港へ
宿に戻り、チェックアウト。相変わらずエレベーターは動いていない。徒歩で、カサ・ポール駅へ。空港までのチケットを購入。35DH。始発の列車<下左>は2階だての最新型の車両。座席<下左中>はきれいなファブリックシートの2名ずつ向かい合わせのシートである。はじめは荷物を置き独占していたが、どんどん乗客が乗り込んでくる。やがてフランス人男性2名が来た。海沿い<下右中>を走る。これを1駅で降りるのも残念。
アイン・セバー<上右>でやって来たのは、かなり古い車両。窓<下左>がひどく汚れ、外がぼんやりと見える。シート<下左中>はビニール張り。カサ・ヴォワジャー駅からどっと乗り込むかと思ったが、それほどでもなかった。空港駅<下右中>では出口で荷物のチェック。前方ではディルハムの没収を行っているのだろうか、じゃらじゃらという音も聞こえる。自分の場合は何もなし。荷物と人間それぞれがX線チェックを受けるのだが、引っかかろうと何もなかろうと、結局は係がボディチェックをする。時間がかかるわけだ。コインの没収はなかった。
階上が空港<上右、下左>となっている。エールフランスのカウンターで通路側の席を確保。イミグレに進む。まだ時間があり、カフェで缶コーラを飲む。14DH。ボトルの水を持ち込んでいたが、搭乗前に没収確実なので、これはゴミ箱へ。
パリ経由で帰国
パリまではエアバスA320という小さな機種。機内食<上左中>が出て、これを昼食とする。隣はイタリア人のカップルで「Vino Bianco」などといっていたので、ワゴンの白ワインを手渡してやる。シャルル・ド・ゴール<上右中、上右>に着くと、夕刻であった。パスポートコントロールを通過。2年前よりも各段に厳しくなっている。ベルトを外すのは当然として、服の下に装着していた腹巻き型のパスポートケースをも外すようにいわれた。係の態度もどこかアメリカっぽく、権力者という感じがする。
約3時間待ちだが、免税店がたくさんあるので退屈はしない。ここで一番安そうなチョコレートを職場の土産に購入。11ユーロ。さて、ようやく搭乗。しばらくすると機内食<下左>。その後は眠るが、途中で目が覚め、カップ麺<下左中>をもらって食べる。再び、眠り、シベリア上空くらいで軽食<下右中>が出た。
成田<上右>には定刻着。前回モロッコに行った時には、荷物検査でかなりしつこく質問をされ、荷物も開けられたのだが、今回はほぼフリーパスであった。<完>
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