サウダーデ&ラビリンス〜Essaouira(2)

エッサウィラの漁港にて

エッサウィラの2日目。この日も、当てもなく歩き、ゆるゆる気分を堪能した。

2007/08/23(Thu:第21日)海と魚、極上の至福<エッサウィラ 晴れのち曇り>

エッサウィラ市内観光〜Hotel des Iles★★★★
スークとメラー
昨日はやや体調を崩してしまったが、まずまずな寝起きである。体調は取り戻したようである。朝食<下左>は含まれているというので、部屋と同じ階にあるレストランへ。朝食はあまり種類のないビュフェであった。パンと野菜のほかは飲み物だけである。部屋に戻る。洗濯物はあまり乾いていなかった。涼しいせいだろうか。

ビュフェの朝食 エッサウィラの目抜き通り 臓物を出した魚 太刀魚のような巨大な魚

外出。イスティクラール通り<上左中>沿いにあるスークへ。まずは魚のスーク<上右中、上右>へ。朝早いため、魚の種類も豊富である。次に向かいにある貴金属スークに行くと、猫<下左>が集まっていた。そのままドゥカラ門方面へ行き、旧ユダヤ人街のメラー<下左中>を歩く。破壊されたままの建物などもある場所で、夜は近づかない方がいいと、ロンリー・プラネットにも記されている。ここは慎重に周囲を気をつけながら歩いた。

貴金属スークの猫 メラーの壊れたままの建物 薄暗い路地 北のスカラ

海とスカラ
トンネルのようになった路地<上右中>を抜け、北のスカラ<上右、下左>に出た。やはり大西洋<下左中>からの波が荒い。しかし、心が洗われていくようだった。

早朝で人が少ない 大西洋の荒波 路上のギャラリー 海沿いの狭い通り

海の城壁沿いに歩く。絵を掲げているギャラリーのような路地<上右中>もある。防波堤の役割も兼ねている海側の高い塀と建物の間が唯一の通りで、せいぜい手押し車が通れるくらいの道幅である。当然陽は差し込まず、薄暗い通り<上右>である。海門のスカラ<下左、下左中>へ。入場料10DH。ここは、港沿いにあり、修理中の船<下右中>や漁師たちを撮りやすい。また、カモメ<下右>もたくさん飛んでいる。

海門のスカラ この上に登ることができる スカラより

砲門<下左>の並ぶあたりを見学したあと、スカラの上に登ってみた。海門のスカラは有料だが、上からの眺めは非常によく、メディナ<下左中>港<下右中>もよく見える。

ずらりと並んだ砲門 メディナの眺め 港の眺め エッサウィラの漁港

その後、港<上右>へ出た。これから出航する船<下左、下左中>には氷が積み込まれたり、網を納めていたりする。戻ってきた船<下右中>からはトロ箱に入れられた魚がどんどん積み出されている。

出航準備 網の作業 魚の積み出し 船の形のレストラン

港の一角には船の形をしたレストラン<上右>があった。ここで夕食を食べてもよいが、値が張りそうである。港<下左>はU字型をしていて、くまなく歩く。スカラ側でははえなわにえさのイワシをつけている作業<下左中>も見ることができた。

港 漁師の作業 ビーチサッカー 有料の海水浴場

そのあと、ビーチ<上右中、上右>を歩いてみた。海水温も低いだろうが、かなりの海水浴客がいる。また、泳いだり日光浴する人たちとは別に、ビーチサッカーに興じる集団もかなりある。モロッコは日本よりも早くサッカーのワールドカップに出場を果たした国なので、サッカーは盛んである。その後、最後の絵はがきを購入し、海鮮屋台<下左、下左中>へ。

頼んだ魚を焼く パンとサラダ イカ 身を取り出すのに苦労

イカ<上右中>カニ<上右>を焼いてもらう。サラダと飲み物付きで150DH。ただし、カニはかなり小さいものを選んだせいか、労力の割には身が少なかった。殻は、焼いたあとにコーラの瓶などで割ってくれる。カニと苦闘する姿を見てか、店員がカニ用の小さなスプーンを貸してくれた。早くくれよな。イカは美味しかったが、カニと苦闘する間に身が固くなってしまっていた。
ぶらぶら歩き
いったん、宿に引き上げ、手紙を書く。少し休んだあと、外で切手を購入して投函。午前中は晴れ渡っていて、昨日よりも暑かったのだが、午後からはかなり雲が出ている。北のスカラから海を望むが、太陽は全く見えない。雲も多く、これでは空が焼けそうにない。スカラ下<下左>に移動し、土産物<下左中、下右中>などを眺める。

土産物屋などが並ぶ 陶器の店 香辛料など 夕刻のメディナ

海門のスカラに移動する。わずかにライトアップされているものの、今ひとつである。メディナの入り口<上右>をかろうじて撮影する。
雰囲気のいいカフェなのだが…
あらかじめ目をつけていたカフェの100DHのツーリストメニューを夕食とする。Blue Noteという北のスカラのそばにあるカフェ。入り口にはメニュー<下左>が掲げられている。店内<下左中>はアメリカ人が好みそうな感じだったが、店を任されている若い男女はフランス語を話した。

Blue Noteのメニュー 雰囲気のいい店 飲み物 かなりスパイシー

冊子のようなメニューはなく、店内にも置いてある店の入り口にあったものと同じ看板のメニューを目の前に置かれた。コーラ<上右中>とミネラルウォーターを頼み、ツーリストメニューの中から、魚のスープ、ハタのタジンを選ぶ。Merouとあったので、あとで調べてみると、ハタであった。かなりスパイシーなニンジンとオリーブの実が前菜<上右>である。魚のスープ<下左>は、焼いたパンに魚のペーストをつけたものがクルトン<下左中>で、これを浮かべて食べる。こちらは美味しい。スープ自体には何も入ってないが、クルトンを浮かべると海の香りが広がる。クルトンだけ食べてもブルスケッタのような味がして美味い。メロのタジン<下右中>には身じたいにあまり味が染みこんでいないものの、同時に煮込まれたチーズや香辛料の味が生きている。また、タジンには味付けされた野菜が付いていた。量は十分である。

魚のスープ そのまま食べても美味しい メロのタジン これも美味しい

ここは、デザートも込みで、オレンジのクレープ<上右>を選んだ。料金は飲み物と合わせて120DHであったが、何故か店の男女がちょっとしたことで喧嘩になってしまい、店番兼ウェイターの男性がぷいと出て行ってしまう。せっかく雰囲気が良かったのだが、出ていくタイミングを逃してしまった。それでもなんとか支払って、宿に戻る。
翌日の出発が早いので、5:00にモーニングコールを頼んだ。<Next→最後で再び体調不良>

リスボン(1) リスボン(2) オビドス ラーゴス サグレス ファーロ アルヘシラス

ティトアン シャウエン(1) シャウエン(2) シャウエン(3) フェズ(1) フェズ近郊 フェズ(2)

ラバト(1) ラバト(2) マラケシュ(1) マラケシュ(2) エッサウィラ(1) カサブランカ(1) カサブランカ(2)

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