熱々バンコク・アユタヤを行く〜バンコクショッピング

ココナッツ売り

アユタヤでの3日間が終わり、バンコクに移動。旅も終わりに近づいている。

2003/04/01(Tue:第7日)バンコクショッピング<アユタヤ 曇り バンコク 雨/晴れ>

アユタヤ9:45-(Bus)-11:10モーチット・マイ・バスターミナル〜バンコク市内観光〜Siam Orchid Inn

アユタヤのホテル最後の朝食は、やはりビュフェではなかった。どうやら、初日には、団体客が入っていたようである。とはいえ、選択の余地がないので、昨日と同じ朝食だ。

腕にはできものが… 結局役には立たなかったホワイトニングローション

食事を終えて、そのまま外のコンビニまで行き、日焼け(註1)を落ち着かせるものを探す。何しろ、この暑い日差しで、腕に発疹<上左>ができてしまったのである。元々、肌は弱いと思っていなかった。日焼けしても、今まではしばらくすると薄く皮がむける程度で、これで困ったことはないのだ。しかし、今回は冬の日本から、一番暑い季節のタイに来てしまったことが影響してか、このようなものができてしまったのだ。もちろん、それ用のケア用品などは、一切用意してこなかった。もう今更、日焼け止めでは効果がなく、できたらシーブリーズみたいなものがよいと思ったのだが、これもない。しょうがないので、ニベアのホワイトニングローション<上右>というのを購入する。47.5B。このような買い物でも、女性の店員は、両手でワイ(註2)を作って、「コップン・カー」(註3)といってくれる。(註1…この時は日焼けによるものと思っていたのだが、どうやら、どこかでダニに食われたもののようである。従って、ホワイトニングローションというものは役に立たない。)(註2…合掌。胸のところで手を合わせる。これをやられるとかなりいい気分である。)(註3…ありがとうの意味。男性は、「コップン・クラップ」)

部屋でローションを塗ると、ある程度落ち着いたような気分になる。発疹が治まることはないが、日焼けの火照りはなくなった。チェックアウトするが、余分な請求は何もなし。ここでも、「コップン・カー」といってくれ送り出された。

ホテル前のトゥクトゥク乗り場には、例の運ちゃんの姿はまだなく、今まで乗った中で、一番若い男性に交渉する。バスターミナルまでは、足元を見られてか、30B以下にはならず、これで妥協。バンコクまでは、ミニバスもあり、こちらの方が早いという運ちゃんだが、何しろ荷物があり、「普通のバスにするよ」という。バス乗り場は、ミニバスも普通のバスも、同じあたりにあり、道路を挟んだ向かいである。

戻りのバス車内トゥクトゥクが、到着すると、今にも発車しようとしていたバスから男の車掌が降りてきた。そのまま、荷物を積み込まれ、車内<左>へ。ほとんど空席がなく、後部の男性が座っていた隣に腰を下ろす。バスは走りながらさらに乗客を乗せ、ついには、通路までぎっしりとなる。そんな中を、車掌が料金を集めて回る。今度のバスは、41Bで、ガイドブックに載っていた、二等エアコンバスと同じであった。しかし、座席の感じは、アユタヤに来たときよりも、上等な感じ。もちろん、勝手にリクライニングするようなこともない。よく見ると、車内にトイレがないことがわかる。

ぎっしりのバスは、バンコクを目指す。途中、激しく雨が降っていたところもあるが、途中でどっと客が降りたあたりから、雨は止んだ。そのあたりで、席を替わり、少し楽になる。バスは、ドンムアン空港前にも止まり、バスターミナルへ。結局、かなり短時間で到着する。荷物を出してもらい、タクシー乗り場を探していると、タクシーの客引きが、声をかけてくる。この人物のいうタクシー(註4)とは、メーターのついていない、交渉制のものだろう。中には、ホテルという言葉も混じっていた。(註4…料金交渉制のタクシーで、知り合いのホテルに連れて行くとリベートがもらえる。だいたいがぼったくりであるので相手にしない方が賢明。)

メータータクシー乗り場は、タクシーが1台ずつやってくるという、日本の都会にも見られるようなものである。「サパーン・クワイ」と告げると、そのまま発車。タクシーはすぐに、スカイトレインの見えるあたりを走り出すが、ここで渋滞する。適当なところで止め、55Bを払う。

ここからは、BTSで移動。ホテルの予約はしていなかったが、ナナよりもさらに便利なところがいいと思い、チットロムまで行くことにする。こちらは、30B。すでに、ガイドブックでホテルのあたりはつけてあった。そのホテルに行くと、空室があり、シングルが1泊、1100Bであった。フロントの男性は奇麗な英語を話し、タイ人には見えない。案内された部屋<下左>は、殺虫剤をまいたような匂いがしていたが、やがてそれも気にならなくなった。冷蔵庫の上にテレビ<下左中>。必要なものはすべて揃っている。残念なことに、テレビだけは、あまりきちんと映らないが、まあいいだろう。衛星のNHKがないというのも残念だが。バスルーム<下中、下右中>は、至ってごく普通だが、家庭用の瞬間湯沸かし器<下右>が備え付けられ、いちいちこちらを作動させる必要はなかったものの、どこかの家におじゃましているような気になってしまう。

シングルの部屋 小型の冷蔵庫と旧式のテレビ バスタブあり 洋式トイレ 蛇口と連動の湯沸かし器

荷物整理をして、外出。このあたりは、WTC(世界貿易センター)<下左>をはじめ大きなデパートのあるショッピング街である。ただし、あまり安い店はない。スカイトレインの方に歩き、交差点を渡ると、そごうがある。その一角に、エラワン・プーム<下左中、下中、下右中>と呼ばれる、祠のようなものがある。タイでは、仏教信仰の他に、土着の信仰みたいなものも盛んであり、これは、ヒンドゥ(註5)の影響を受けた、ブラフマーを祀ったものらしい。近くには、花のレイを売る露店<下右>もある。ひょいとやってきては、供え物を置いたり、線香を置くような人もいる。(註5…あまりインド人の姿は見かけないものの、中国の影響を受ける以前にインドの文化が融合していると考えて良い。タイは仏教の信仰が圧倒的であるが、ほとんどの人が土着の神をあがめる。日本での地蔵みたいなものだろうか。)

世界貿易センター 花で飾り立てられたところ 象の置物 エラワン・プーム レイの売店

さて、昼食にしよう。そごうの隣には、グランド・ハイアットがあり、この中に、麺の専門店、You & Meeがある。コーラ<下左>バーミー・ナーム・カイ<下左中>を頼む。汁ありの小麦麺だが、卵も使っていて、麺の色はなぜか緑だ。また、屋台ではないが、麺に欠かせない4種類の調味料(註6)もあり、適当にブレンドして入れてみた。やはり味は引き立つ。なくても、はじめから味はよいのだが。また、箸が適当に入れ物に入っているのだが、色が様々で好きなものを選べる。紙ナプキンなども、小粋な感じのディスプレイだ。しかし、料金はホテル内なので、VATおよび、サービス料が加算され、194.21B。もっとも、小数点以下は、繰り上げられてしまったが。コーラが異様に高いこともわかった。(註6…ナンプラー、唐辛子をつけた酢、粉末唐辛子、砂糖。目安は、小さじ1〜2杯だという。)

異様に高いコーラ 洗練された形のバーミー そごう店内 ZEN 伊勢丹外観

ここから、ワット・プラケーオと王宮の入場券の残りに、ウィマンメーク宮殿の1ヶ月有効のものがついていたため、行こうと思ったが、あいにくと雨が降ってきていた。しばらく雨宿りすることにし、ショッピングに切り替え。まずは、再びそごう<上中>に行く。そごうは、エラワン店とアマリン店があり、上の階でつながっている。適当に見ていくが、それほど混雑していない。エラワンそごうの最上階に、バンコク指さしTシャツ(註7)がありこれを購入。280B。買ったものは、バンコクの地図が胸のあたりにあり、行きたいところを指さして、トゥクトゥクなどと交渉するというものだ。その下には、料金スケールもあり、込み入っている。また、レストランでの注文に使える指さしTシャツなどもある。交差点を挟んだところに、さらに大きな、ワールドトレードセンターもあり、ここには、デパートのZEN<上右中>と、伊勢丹<上右>が入っている。また、デューティ・フリーもあるらしい。ZENの方には、タイの雑貨品などもあるらしいが、見ていくと、それほど安いものではない。ボールペンやノートなども、あまり日本と変わらないような価格だと思った。そのかわり、たまたま入ったCDショップで、タイのポップスは見向きもせずに、日本のRock/Popsを見ていく。たまたま、日本ではすでに見つけられないようなものがあり、そのアーティスト(註8)のアルバムを3枚購入。1347Bで、カード払いにした。(註7…バンコクの日本語情報誌を編集しているDAKOというところが作っている。地図ヴァージョンだけでなく、ゴルフヴァージョン、屋台指さしヴァージョンなどがある。)(註8…鈴木祥子。ちなみに、ソニーのアジアが生産しているちゃんとしたものである。歌詞カードは日本語。おそらくバンコクから西に行くと、日本人アーティストのものは、手に入らなくなると思われる。)

疲れたのか、眠くなってきた。アユタヤの疲労が残っているのかも知れない。そろそろホテルに戻って休むことにしようか。建物を出たところで、声をかけてきたおばさんがいて、何かと思うと、「靴を買わないか」ということだった。コンビニで水<下左>とコーヒーを買って戻る。

コンビニの水 夕方の渋滞 ヤム・ヌア 蟹と格闘

暗くなり、サイアムまで歩く。夕方の通り<上左中>はかなりの渋滞である。やや距離はあったが、暑さは次第に引いてきていた。夕食は、大衆的な、シーファーというところ。ビアシンのボトル、牛肉のサラダのヤム・ヌア<上右中>、蟹を丸ごと使った、プー・パッ・ポン・カリー<上右>を注文。サラダは、ややヘビーかも。二人くらいでちょうどよい量だろう。蟹のカレーは、実にうまかった。ただ、蟹(註9)は殻つきなので、スプーンとフォークだけでは、食べることは無理である。あまり行儀はよくなかったが、手や歯も使って殻を取り、蟹の身を食べる。こういう料理は、美味いのだが、けっこう忙しくなってしまうのが残念だ。また、蟹以外の部分も、卵とカレーを混ぜ合わせたところが、絶妙に美味い。けっこうめんどくさかったが、タイで食べた料理の中では、一番美味いと思った。料金は、594Bだった。(註9…ウェットティッシュのようなおしぼりがついてきたが、それだけでは足りないので、是非とも手を拭くもの持参で。)

BTSで戻る。10B。蟹と格闘していたので、けっこう遅い時間になっていた。<Next→疲れる英語ガイドツアーと寺院巡り


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