熱々バンコク・アユタヤを行く〜暁の寺と初のタイ料理

タイのポスト


2003/03/28(Fri:第3日)暁の寺と初のタイ料理<バンコク 晴れ>

バンコク市内観光〜Nana Hotel

朝食のクーポンを昨日は渡されなかったので、どうするのかと思っていたら、フロントでもらうのであった。やはりビュフェだが、ご飯はカオ・パットからピラフ風のものに変わっていて、少しだけバリエーションも増えた。この日は、フルーツにも手を出してみる。スイカもあったが、もっぱら手を出したのは、パパイヤだ。これに、マナーオ(註1)というライムのような柑橘類を搾ると、絶妙な味がした。(註1…これがやたらと登場するのがタイ料理の特徴である。)

これからは、昨日見切れなかった、ワット・アルンに行く。行き方は同じで、BTSに乗って、サパーン・タクシンまで行き、ボートに乗り換え、やはりター・ティアンまで行くことになる。BTSの駅には、警官のような服装の係員<下左>がいる。かなり威張ってそうでもある。サパーン・タクシンで降り、ワット・ヤンナワー方面に向かう。このあたりは、下町という雰囲気で、バンコクの中心部では見かけなかった、ソンテウ<下左中>(註2)などを見かけたりする。ワット・ヤンナワー<下中>の外見は、大型船という感じで、内部<下右中>まで船のような造りである。(註2…バンを改造した乗り合いの有料交通手段。)

BTSの係員 ソンテウ 舟形の寺院 寺院内部 ボートからの眺め

チャオプラヤー・エクスプレス・ボート<上右>は、今回は空いていた。座席が空いていて座るが、運賃係に10Bコインを渡すと、なぜか釣り銭はなかった。ター・ティアン<下左>からは、対岸に渡るので、渡し船に乗ることになる。料金は2Bで、窓口で渡すと、ゲートを開けてくれる。すでに、ワット・アルン<下左中>が見えている。船<下右中>は、シンプルな造りで、ゆっくりと進む。だが、あっという間に、到着した。あたりは、こちらも船着き場<下右中>である。

対岸との渡し船乗り場 川の中程からのワット・アルン シンプルな船 船着き場 怪しい書き割り

ワット・アルンは、三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台なのであろうか。もっとも、自分はこの小説を読んだことはないので、あまり思い入れもない。寺にたどり着くまでに、顔の部分に穴の空いた、書き割り<上右>がいくつかある。ここで写真を撮ると、とんでもない料金を請求されるらしい。観光客もみんな知っているらしく、そんなことをやっている人はいなかったが。また、入り口では、民族衣装を着た女性が、写真を撮るように催促してくるが、これも同様のものだろう。入場料は、20B

ワット・アルンのチェディ ヤック 横向きのヤック 建物を支える役目である 居並ぶヤック

ワット・アルン<上5枚、下5枚>は、漆喰と陶器のモザイクでできた寺院だ。チェディの底辺を支える鬼も、モザイクで彩られている。けっこう高いところまで登ることができるのだが、はじめに、敷地の周りを一周して、次に階段を上がって、そのレベルから一周、最後にチェディの中程まで上がって、ここを一周した。チェディの中ほどはそれほどの高さではないが、バンコク自体が起伏のないところなので、チャオプラヤー川を挟んでもけっこう見渡せる。ここの出口は入り口とは別で、そこから各種の店舗や土産物屋が並んでいた。

階段途中のヤック チェディへの階段、途中で行き止まり 漆喰のヤック 陶器をそのまま使用 ラストに記念撮影

そのまま、渡し船に乗って、戻ろうとしたが、隣の中国風寺院<下左>が開いていたので、ここにも立ち寄ってみる。特にどうというものはなかったが、入口にはミニチュアの象<下左中>がいるのと、狛犬がたくさん並んでいる。狛犬<下中、下右中>はすべて違う表情と仕草なのであった。入り口から戻ろうとすると、門が閉ざされていて、鍵までかけられている。どうするかと思っていたら、僧が姿を現し、別の門から出るように指で示した。

中国風の寺院 象がいるところがタイということだろうか 玉を口の中に入れる狛犬 玉をもてあそぶ狛犬 再び、高速ボート

渡し船に乗って、船着き場に戻り、再びチャオプラヤー・エクスプレス・ボート<上右>で今度はラーチャウォンまで行く。今度は、6Bの料金。ここからは、チャイナタウン(註3)が近い。にわかに漢字が多くなり、人も増え、歩道の屋台<下左>が建ち並んでいた。ヤワラー通りを曲がって、しばらく歩くと、ワット・トライミットが姿を現す。ここは、黄金の仏像があるところである。入場料は20Bだが、これは、黄金仏<下左中>の拝観料みたいなものだ。境内自体への入場は無料である。仏像は、純度60%ということだが、かなり大きい。室内にあるが、ノーフラッシュで十分撮影できる。その他の仏像<下中>には、やはり金箔が貼り付けられていたりする。ここではトイレを借りたが、タイ式のトイレをこのとき初めて見ることになる。(註3…タイは元々タイ民族の国家であるが、バンコクでは中国系の人がかなり多い。このあたりに、伝説のジュライ・ホテルもあったのではなかろうか。)

フルーツの屋台 黄金の仏像 小さい仏像、こちらは金製ではない バンコクの玄関口 駅構内を見下ろす

ワット・トライミットからは、ファランポーン駅<上右中>が近いことがわかり、徒歩で向かう。駅の前では、インフォメーションの係(註4)と称する男が近寄ってきて、どこへ行きたいと聞いてきた。これを無視して、構内<上右>に入り、見渡すと、右手にレストランがあった。待合室と同じフロアが、食券のレストランで、非冷房。上にもレストランがあるようで、こちらは空調が効いているようだった。やはり涼しい方を選び、Anna's Kitchenという店に入る。。(註4…係と騙って自分の旅行社に連行するものもいるので注意が必要。)

ビア・チャン<下左>トムヤムクン<下左中>、海産物の入った焼きそば<下中>を注文。個人的には、あまりスープは好みではなく、特にビールなどを飲んでいると、これだけで腹がいっぱいになってしまうのだが、タイ料理といえば、トムヤムクンという言葉が出てくるので、注文してみた。陶器の器に入ったスープは、ずっしりという感じ。とても一人の量ではないようだ。スープは、酸っぱい。具には、小さいエビが尻尾つきでたくさん入っている。その他の具は、マッシュルーム、レモングラス、バジルの葉、生姜、赤唐辛子など。酸っぱさは、レモングラスの他に、マナーオを大量に使っているようだ。また、スパイス類も加えられ、けっこう複雑な味。だが、量がたくさんなのと、鼻水が出てきそうになり、スープそのものは避けて、もっぱらエビ中心に食べることにした。そのエビもいちいち尻尾を取るのが面倒なので、そのまま食べることにする。焼きそばの方は、米から作った極太の麺に、エビ、イカと野菜の具がのっていた。こちらは、問題なく食べられる。料金は、180B

ビア・チャン タイ料理の定番はこれでしょ タイ風焼きそば 並ぶトゥクトゥク 国立競技場の駅

赤唐辛子はけっこう辛かったが、あまり汗もかかず、酸っぱいものを食べたためか、爽やかになったような感じもする。辛いときは、水分を取らずに、辛くない野菜などを食べると辛みが和らぐことがわかった。駅の左の旅行社の並ぶあたりには、トゥクトゥク<上右中>のたまり場なのか。ここから、BTSの駅を目指し、歩くが、しばらくは修理屋のような通りが続き、チュラロンコーン大学に突き当たって、左に行くと、国立競技場だった。ここに、BTSの駅があり、高架線<上右>が行き止まりの状態。

ここから、BTSで、ナナに戻って、ホテルに帰る。記念に、10Bの乗車券を買っておいた。ホテルでは、フリードリンクの券を使って、バーでジントニック<下左>を飲んでから、部屋に戻って水シャワーと昼寝。

フリーのジントニック 水とビア・クロスター ソムタム 目玉焼きのせ炒飯と赤カレー 女性による演奏

夕食は、またしても、近所のホテルのタイ料理店にした。ビア・クロスター<上左中>、ミネラルウォーター、ソムタム<上中>ケーン・ペット・ペとカオ・パット・カイ<上右中>。ソムタムは、未熟なパパイヤのサラダである。これに川エビが入る。エビは、昼間のエビよりも大きかった。一般には、イサーン地方の食べ物で、辛いらしいのだが、まったく辛くなかった。カレー(註5)は、ほとんどスープのような感じだった。しかし、ここでもスパイスがたくさん使われている。外国人向けなのか、それほど辛くはなかったが。具には、肉と、赤唐辛子、バジル、パイナップル、トマト、グリーンピースにしてはでかくてやや固い食感の豆が入っていた。カオ・パットは、鶏肉入りの炒飯である。目玉焼きがのっていた。特に味が感じられなかったが、傍らにあったナンプラーを少しかけてみると、味が引き立つ。ここでは、散在してしまったようで、カード払いとする。店内では、タイの伝統的な曲の生演奏<上右>があった。(註5…ここで食べたのは、赤カレー。やはりインドのカリーとも違う。他に、緑と黄色のカレーがある。)Next→アユタヤへ


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