熱々バンコク・アユタヤを行く〜アユタヤ遺跡三昧

エレファント・ライド

アユタヤに到着。遺跡巡りの2日目である。

2003/03/30(Sun:第5日)アユタヤ遺跡三昧<アユタヤ 晴れ/雨>

アユタヤ市内観光〜Hotel Ayothaya

ホテル・アヨタヤの朝食朝食<左>は、クーポンのビュフェで取ることは、バンコクのホテルと変わりがなかった。食券をもらうのも同様である。ここにも、麺があり、細い焼きそばだったが、これがなかなか美味く、こちらを中心に食べる。また、空心菜炒めや、キャベツの炒め物、生野菜のサラダがあり、これも野菜不足の身にとっては嬉しい。

他のツアーレポートでも書いたのだが、日常生活では、O2ハードのコンタクトレンズを使用している。が、旅行に出ると、ケアが面倒なので、使い捨てのソフトコンタクトレンズ(註1)を使用している。この旅行でも、そちらを用意してきたが、この旅行ですべてを使い切ることになっている。以前、旅先で、これを購入したことがあり、日本で買うよりもだいぶ安上がりだったので、買い足しておこうと思った。昨日町歩きをしたときに、数軒のオプティカルショップを確認していた。ホテルの隣が、それである。見本となる、容器の空箱を持ち、店を訪れる。はじめの店では、合った度数がなく、次に入ったところで、両眼30日分を手に入れることができた。1200Bを、カード払いする。これを部屋に持ち帰り、再び外出。(註1…外国では検眼や医師の診察もなしで購入でき、しかも安いので、お勧めである。)

ホテル前に待機しているトゥクトゥクとの交渉。ここでも、その元締めみたいな人と、はじめに交渉し、言い値がまとまれば、運転手に紹介されるようなシステムである。この時の交渉は、中州外の北東部にある、ワット・プー・カオ・トーンと、中州の中に戻って、昨日行けなかった、ワット・ロカヤスタ、王宮跡というコース。これを2時間借りることにして、200Bでまとまった。

今度のトゥクトゥクも、排ガスに苦しむことがなく、荷台も奇麗である。そして一番いいのが、運ちゃんの人当たりだった。ワット・プー・カオ・トーンは、アユタヤ朝がビルマとの戦いに勝利した記念碑のようなものだ。途中までは、スリヨータイ王妃のチェディまでと同じ道で、川を渡ると、白い巨大なチェディが見え、これがワット・プー・カオ・トーン<下5枚>のようだった。かなりの距離がある。

わずかに右に傾くチェディ チェディへの登り口 誰もいないチェディで記念撮影 チェディに納められた仏像 青空に映えるチェディ

まだ、朝早い時間で、これも涼しいうちなのだろうが、チェディに登ろうとすると、汗が出てくる。ここは、四角錐の形で、4面それぞれに、仏像が納められている。その下のところまで、階段がついていて、登ることができるが、かなりの高さである。おそらく、この旅行の中で訪れた遺跡の中で一番高いところまで、登ることができると思われる。チェディのてっぺんは金で彩られているが、これは複製らしい。また、チェディは少し傾いていて、ぴしっと決まっていないところが、人間味がある。待たせているので、あまり時間が取れず、次に向かう。ワット・プー・カオ・トーンの入り口のようなところには、何かのモニュメントがあり、アユタヤを率いた、ナレースエン王(註2)の記念碑<下左>らしい。運ちゃんは、トゥクトゥクを止めて、写真を撮ったらどうかと促してくれた。(註2…アユタヤ朝20代の王。)

ナレースエン王の記念碑 ワット・ロカヤスタの寝釈迦仏 金のマニキュア 記念撮影 金箔の跡

次のワット・ロカヤスタへの入り口は、中州に戻って、右折し、すぐに左のくねくねしたところを入っていく。曲がるポイントには、わずかにタイ語で表記があったが、これではやはり見落としてしまうだろう。そこは、遺跡公園のようになっていて、小さなチェディもある。その一番奥に、寝釈迦仏<上左>があった。こちらも、長さ20m以上はあるだろうか。胴体には、巨大な布がかけられていて、袈裟のようにしているようである。寝釈迦仏をよく観察すると、コンクリート製らしく、白が基本のペイントを施されている。が、風雨にさらされているためか、ペイントが剥げ落ち黒っぽい部分もあって斑のようになっている。足下は爪<上中>に金のマニキュアのように塗られている。寝釈迦仏の前で記念撮影<上右中>。さらによく見ていくと、胴体の部分にところどころ、光るものがある。これは、人々が金箔を貼っていった跡<上右>であった。寝釈迦仏から少し引くと、祭壇のようなものがあり、ここで供え物を前に拝むタイ人<下左>の姿もあった。木陰にあるのは売店。首のないマネキン<下左中>に売り物だけ着せかけている姿に少しぎょっとする。ほとんど剥きだし。傍らにある、土産物屋を覗くと、店番の男が面白いものを出してきた。猿のおもちゃ<下中>で、店主言うところ誰に吹き込まれたのか「サルノセンズリ」という日本語である。また、次に見せてもらったのは、巨大な木製のペニス<下右中>でこちらも「チ○コ」などという。買っていっても、あまり使い道のないようなものである。これに応じないと見ると、戦前の日本のコインと称するものを見せてきたが、どう見ても、真新しいコピーである。さらに、ジップロックに入れた100円玉が\500くらいあり、バーツでいくらか訊いてくる。コインは両替できないので、して欲しいというものだ。ちなみに、これは、1Bが\3ということをいってくるが、このひとかたまりで、バーツでいくらというのは、こちらに計算させる模様。その計算式は面倒なので、いつの間にか、500x3という計算式になってしまい、1500Bをせしめようという、ものらしい。昨日の、ワット・プラ・シー・サンペットでも少年が同様のことをやっていたので、このあたりで流行っている手口らしい。ここでは、それには乗らずに、絵はがきの7枚組を30Bで購入するにとどめる。

拝むタイ人 むき出しのマネキン オヤジによると「猿のせんずり」by日本語 いったい何に使うのだろうか トゥクトゥクの運ちゃん

暑いので、売店で缶飲料を買って飲む。運ちゃんも誘った。二人分で、40B。ひとつ、20Bというのは協定料金だろうか。運ちゃんは、英語も話せるが、こちらのガイドブックの巻末のタイ語の会話集を使って、こちらのことを訊いてきた。仕事とか家族構成、年齢などである。ちなみに、彼は、39歳だそうだ。そのまま、アユタヤ王宮跡まで連れていってもらい、最後に運ちゃんの写真<上右>を撮って別れる。鉄柵が開いていて、そこから内部に入る。どこかに入場料を払うところがあるのかと思ったが、それはなかった。どうも裏口から入ってしまったらしい。ここは徹底的に破壊され、何も残っていない。ふと木を見上げると、頭部の青い、トカゲがいた。アユタヤ王宮跡<下左>は何もないものの、ところどころ、丹念に探すと、レリーフ<下左中>などもある。ただし、頭部は失われている。

まっさらなところ 残ったレリーフ 草むらの中の小規模なチェディ クメール様式のプラーン プラーン

ここから歩いて、ワット・プラ・ラームへ。入場料30B。ここだけは、入場券もレシートもなく、売店のおばさんに支払う。そろそろ細かい金がなくなりつつあり、500B札を見せると、嫌な顔をされた。中に入ると、周囲に小規模なチェディ<上中>がある。ほとんどは草に覆われたようなところで、あまり重要ではないのだろう。ここの敷地も広い。中央に、クメール様式の巨大な塔がある。クメール式のは、プラーン<上右中、上右>というようだ。ここも、例によって、敷地の外側から一周、建物群の中を一周、上の階層に上がって一周と時間をかけて見ていった。プラーンへは、急な石段を登ることができる。かなりの急勾配で足下<下左>がすくみそうである。ここでも記念撮影<下左中>をしてから次へ。

プラーンの上部よりの眺め 記念撮影 氷入りのグラスとビア・チャン 辛めのソムタム 合間につまむ生野菜

ここから、国立博物館を目指して歩く。そろそろ昼になりかけた時間で、かなり暑くなってきた。途中に、ドライブイン風の家屋があり、レストランがかたまっているところらしかった。そのうちのひとつに入り、ビア・チャンのボトル<上中>ソムタム<上右中>、野菜の汁ありの麺を頼む。英語メニューがあったのだ。冷房のないところだが、池沿いのテラスのようなところに扇風機が回っている。それだけでもかなり涼しい。ビールが運ばれてきたが、グラスには氷が入っていた。タイのビール(註3)は、度数がやや高く、氷で冷やして飲むのが前提のようだ。ソムタムは、サラダというよりは、それだけでも一品料理という感じ。バンコクのホテルで食べたものよりも、美味い。また、それと同時に、生のキャベツと枝つきのバジルの房、インゲンも運ばれる。周りを見ていると、これは合間につまむもの<上右>らしい。そして、頼んだ麺は、春雨のスープ<下左>で、しきりにご飯はどうなのかといっているわけがわかった。それでも、十分な量なので、追加はなし。全部で、90Bだった。(註3…このような暑いところでは、飲み物をいかに冷やすかに力点が注がれていて、タイではひときわその傾向が過激である。それにしても、氷入りのビールだがなかなか美味い。)

豆腐入り春雨スープ ワット・ラーチャブラナ 形の良いプラーン プラーン プラーンに納められた仏像

博物館を目指していたが、途中ガイドブックの地図も見ず、どうやら間違えたらしい。ちょっと距離はあったが、そのまま、ワット・ラーチャブラナ<上左中、上中、上右中>まで歩く。入場料、30B。こちらも、中央に大きなプラーンがあり、こちらも途中まで登ることができる。やはりプラーンの上部には仏像<上右>が納められている。一通り見て、門のところから、プラーン<下左>を撮影。日陰が欲しいのだ。最後は周囲のチェディのところで記念撮影<下中>。それにしてもまた一段と暑くなってきた。それに疲れても来たので、これを最後に切り上げることにしようと思った。ホテルまではもう近かったが、入り口のトゥクトゥクに交渉すると、高いことをいう。ではと歩き出すと、あまり大したもうけにならないと思ったのが、あとも追ってこなかった。

門から撮ったプラーン 記念撮影 コンビニで買ってきたビール

昼寝をして起きると、外はものすごい雨が降っていた。止むのを待って、コンビニまで行く。免税で買ってきた酒がなくなってしまい、ビール<上右>でも買おうと思った。今まで飲んできたビールではなく、一番安いマイナーブランドのものが、4本で84B。これを部屋の冷蔵庫で冷やす。タイ文字なのでブランド名はわからない。

コーラとミネラルウォーター 春巻き グリーンカレー 焼きそば

夕食は、ホテルのレストランにした。飲み物<上左>はコーラとミネラルウォーターを頼み、春巻き<上左中>エビ入りのグリーンカレー<上右中>鶏肉入りの焼きそば<上右>にする。春巻きにはべたべたするたれをつけて食べる。熱々なのでけっこう美味しい。グリーンカレーは、辛くはないが、レッドカレーよりもスパイスがたくさん使われていて、複雑な味がする。焼きそばは、超極太の麺だ。これに、あんかけのようにして、具がのっていた。ここには、バンドが入っていて、なぜか客は自分一人。あまり居心地はよくなかった。全部で295B。<Next→タイの鉄道と猿の町


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