長江は今日も雨だった/目次

西陵峡

1993年夏の中国の旅。
前年のチベットに引き続きの私設ツアーである。峨眉山・楽山大仏と大足の石刻と長江下りを組み合わせたオリジナルのツアーである。
ところで、中国が元になっているため、できるだけ現地の表記で現したものの、中華人民共和国では簡略化された漢字を使用していて、日本語のフォントにはない漢字なども多い。できるだけ日本で使われている漢字を元に、現したつもりであるが、どうしても無理なものは、半角文字等も利用して現したつもりである。そのあたりはご容赦願いたい。
また、旅行記はメモを元に書き下ろしたが、かなり古いものでもあり、間違っているところもあることはお断りしておく。

交通安全のおばさんとK歯科医

登場人物…簡単に記しておくが、その姿は本章で思い図って頂きたい。

鳴沢さん(女性)
中国専門のプロ添乗員。筆者とは、前年1992年のチベットで添乗されていたのが初対面。中国語はぺらぺらで、中国の若造ガイドなどは平気で寄せ付けない頼もしさあり。

Hさん(男性)
筆者とは初めての中国で一緒になり、チベットにも参加。今回も同室である。相当なカメラ好きであり、メインとなる一眼レフ以外に、インスタントカメラを持ち歩き、中国の女の子に渡すという裏技を持っている。

Uさん(女性)
前年のチベットは企画者ながら、急遽家庭事情により不参加となる。筆者とは初めての中国で一緒になった。今回は、大学時代の同級生、Oさんを伴っての登場となる。

K歯科医夫婦
千葉で歯科医院を営む。60代くらい。悠々自適で、その手には常にビデオカメラが。かつて動脈破裂を煩ったが、夜となるとアルコール浸りだったような。ちょっとピントのぼけた質問や発言があるが、なぜか憎めない。

李さん(女性)
今回のスルーガイド。長江の専門家ということで、鳴沢さんがリクエストしてくれた。非常にわかりやすい日本語を話し、専門知識もばっちり。心強かった。中国人にしてはかなり派手目な服装で、見た目は「田舎じみたユーミン」のような感じである。筆者とは同級生ということが判明した。

上海にて

使用カメラ:Canon EOS 1000s
使用レンズ:Canon EF 28-105mm F4-5.6
使用フィルム:Fujichrome Velvia 50(reversal)/Fujicolor Super 100(negative→ポジ複製)/Kodak Color 100(negative→ポジ複製)

[Contents]

寒い夏…初のビジネスクラスで上海へ。観光後、成都へ飛ぶ。成都泊。(1993/08/07)
峨眉山の籠かき…成都からバスで峨眉山へ。籠かきや猿の出現。宿泊は蒋介石の別荘。楽山泊。(1993/08/08)

峨眉山 楽山大仏の足

雨の大仏とガス袋のバス…楽山大仏を陸と川から眺め、自貢まで移動。自貢泊。(1993/08/09)
塩と恐竜…塩の汲み上げ場と恐竜博物館。またもや長距離バス移動で大足へ。大足泊。(1993/08/10)
雨中の大足石窟…豪雨の中の大足石窟巡り。その後はまたしてもの長距離移動で重慶へ。重慶泊。(1993/08/11)

大足涅槃仏

長江クルーズ開始、鬼の城へ…長江公主号で3泊4日のクルージング開始。午後遅く、鬼城へ。船中泊。(1993/08/12)
劉備終焉の地と三峡下り…予定変更、急遽白帝城へ。午後は瞿塘峡、巫峡下り。何か流れるものが…。船中泊。(1993/08/13)

葛州覇ダム

船のエレベーターとチョウザメ…葛州覇ダムでのイベントとチョウザメ研究所訪問。久しぶりの揺れない昼食。船中泊。(1993/08/14)
クルージング最終日…なかなかたどり着かない洞庭湖・岳陽。岳陽楼を見学後、赤壁通過でようやく武漢。武漢泊。(1993/08/15)
上海の夜は更けて…黄鶴楼見学後、上海へ。下町散策後はカラオケだっ。(1993/08/16)
いよいよ帰国…何もせずに上海脱出。ビジネスクラスでも、揺れるものは揺れる。(1993/08/17)

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