マレー西海岸ミックスカルチャー旅〜Singapore(1)

50シンガポールドル

2007/2008シーズンの年末年始の旅はマレー半島に決める。夏に旅したモロッコで漠然と考えていたものである。成田−シンガポールの単純往復チケットを利用し、マレーシアへはバスでということを決めた。ただし、混雑しそうな時期のため、宿はすべて予約していく。まずは、シンガポールへ。

2007/12/27(Thu:第1日)眠るだけのシンガポール滞在<成田 晴れ シンガポール 曇り>

成田国際空港10:40-(NH111)-17:15シンガポール・チャンギ国際空港〜Fragrance Hotel Ruby
出発はアップグレード
夜明け前に家を出て、成田の民間駐車場には8:00少し前に到着。珍しく利用者がたくさんいて、空港までの送迎バスを待つうちにもどんどんクルマが入ってくるような状態。1タミの全日空カウンターもかなりの順番待ちであった。すでに航空券を購入するときに、席はリクエストしてあったので、通路側をすんなりとゲット。朝食がまだだったので、ラーメン<下左>を食べてから、イミグレを通過。ここは空いていた。ちょっとした買い物を済ませていると、アナウンスがあり、自分の名前を呼んでいる。あの混み具合から見て、別便に振り替えなどだと、いやになるなと思っていたら、「混雑しているので、ビジネスクラスにさせていただきました」とのこと。これは滑り出しから上々である。

醤油ラーメン NH111 ビジネス席 伊豆諸島を眼下に

全日空111便<上左中>。にわかビジネス客となり、すぐさま搭乗開始。あいにくと窓側になったが、足元が広いので、あまり関係なし。快適なシート<上右中>。リクライニングはもとより、足元や座面も可動式。定刻の離陸。機種はボーイング767-300。以前にも乗ったことがあるが、こんなものではなかった。窓の外には、富士山と伊豆諸島<上右>がよく見える。今のところは天気は上々。飲み物をもらい、いつもならば手持ちの音楽を聴くところだが、プログラムを見ていたら、1966年の映画、クレージー大作戦<下左>があったので、これを楽しんだ。

パーソナルモニターも角度自由 まずは刺身などを 俵ご飯と魚 チーズとコーヒー

その後食事<上左中、上右中>。和食を選び、刺身などを楽しむ。食後には無理矢理いってチーズ<上右>をもらった。その後は音楽を聴きながらひたすら眠っていた。シートがとても快適なのである。これでオイルサーチャージ(註1)の元は取ったようなものかも。(註1…航空会社が原油価格の上昇にあわせて、航空料金と別に税金のようにに乗客に課した料金。今回の場合、チケットは60,000円程度だったものの、オイルサーチャージをあわせると100,000円近くに上昇してしまったのが痛い。)
ゲイランの宿
シンガポール近隣の島機体は降下を始め、やがて島影<右>が見える。シンガポールかと思ったが、近くのインドネシアかマレーシア領内のものらしい。チャンギ空港(註2)にも定刻着。結構歩かされたものの、すいすいとイミグレを通過。荷物をピックアップし、両替をとりあえず、20,000円。252.4シンガポール・ドル(註3)となった。(註2…Singapore Changi International Airport/新加坡樟宜國際機場。アジアのハブ空港で1981年開港。)(註3…シンガポールの通貨で補助単位はセント。ブルネイ・ドルと等価に固定されブルネイ国内でも使用できる。略号SGDで以下SGDと表記する。)
宿までの地図があいまいで、やはりタクシーを使う。ドライバーは宿の位置がわからずに、バウチャーのコピーを見せる。かなり空いているシンガポールの道を通り、20分程度で宿に横付け。22SGD
さて、宿はゲイラン地区(註4)にある。ここは、派手な服装をしたストリートガールがたくさん多い地区である。とりわけ、宿のある通りは、そのど真ん中にあるようだった。部屋の窓からもその様子がよくわかるくらいであった。(註4…Geylang。下町の雰囲気なのだが、非常にたくさんの街娼がいる。その手の商売も多数。)
部屋<下左>はやはり狭い。アップルワールドで取れる一番安いところが、ここなのであった。ダブルベッドが真ん中にあり、テレビ<下中>バスタブ<下右>もドライヤーもあるのだが、何しろ狭い。荷物を広げられないくらいなのだ。だが、今夜だけなので、我慢。もっとも帰りにはまた泊まるが。

狭い部屋 不釣り合いなテレビ 狭いのにバスタブ

日本から着てきた服はバッグにしまい、半袖になって、外へ。やはり怪しげな女性ばかり。だが、フードコートや麺と粥の店、インド人経営のムルタバ(註5)屋などもあり、もちろんごく普通の人たちもいる。(註5…Murtabak。薄くのばした小麦粉の間に具を入れたスナック。具のないものもあり。)
ギネスで乾杯
一通り、歩いてみて、ゲイラン通りではなく、反対側にある通りに面した肥仔榮菜館という、中華レストランへ。冷房の効く部屋もあったが、通りに面した、テラス席へ。
ビールはシンガポールに敬意を表してタイガービール(註6)を頼むが、ないらしく、なぜか缶のギネス<下左>(註7)を持ってこられた。牡蠣オムレツ<下中>、青菜のオイスターソース掛け、あんかけ焼きビーフン<下右>を頼む。ちょっと量が多かったものの、美味しくいただく。特に、牡蠣が美味い。気になる料金だったが、33.3SGDであった。(註6…Tiger Beer。シンガポールのアジア・パシフィック・ブリュワリーズ製造のビール。)(註7…Guinness。アイルランド、ダブリンのGuinness & Co.社製の黒スタウト。)

なぜかギネス 牡蠣オムレツと青菜 あんかけビーフン

帰る途中、コンビニでペットボトルの水を購入。1.5リットルで、1.7SGD。バリ島でよく見たダノンのアクアという製品であった。
シャワーを浴びて寝るが、なかなかお湯にならなかった。どうしたものかと思ったら、お湯にするスイッチが壁にあった。気づいたのが遅く、すでにシャワーをすませたあとであった。<Next→来たぜマラッカ>

マラッカ(1) マラッカ(2) バトゥ・パハ マラッカ(3) ジョホールバル シンガポール(2) シンガポール(3) 帰国

TOP マレー西海岸ミックスカルチャー旅目次 旅行記INDEX

inserted by FC2 system